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新潟県中越地震 / ボランティア / 十日町市
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11/6.7.8の3日間、新潟県の十日町市に行ってきました。行く前日に、今度僕の研究室が参加する"越後妻有アートトリエンナーレ2006"内に"越後妻有アートトリエンナーレ 震災支援事務局"ができたことを知り、現地ではその支援部隊である"こへび隊"のボランティア活動に同行しました。今回の"こへび隊"には、アーティスト(いちおう僕らも)とトリエンナーレの運営をしている"アートフロントギャラリー"の社員の総勢10人ほどが参加し、それぞれ手分けして活動。僕たちが行った活動は、地震被害を受けた「旅館の掃除・片づけ」と「壊れた薪小屋の修復」、山奥の集落にある「公民館の掃除・片づけ」でした。【*活動の詳細は、下の写真等を参照。】ボランティア活動を通して最も印象的だったのは、「被災者の方々の元気の良さ」でした。最初の地震から2週間が経っていること、十日町市は比較的復旧が早かったことを考えても、逆に僕たちが元気づけられるほどで、「現実を現実として受け止めて、物事をポジティブに考えなければ」という思いがひしひしと伝わってきました。次に十日町市の被害状況の話をすると、実際にはコンビニ・商店・レストランなどがほとんどが営業を再開しているので、パッと見、普段と変わりません。もちろん倒壊しかかっている建物も見たし、まだ避難所生活をしている人もいるのだけど・・・。このことは震度にも因る事ですが、封鎖された道の復旧が早かったことが大きかったとのこと。隣接する小千谷市の復旧が遅れているのも同じ理由。さらに聞いた話ですが、車で入れるようになったのは11/8(月)からで、それまではボランティアもヘリと徒歩で移動していたそうです。特に山間部においては、ひとつの道が通行止めになると、ものすごく遠回りするか歩くしかないということを考えると、ライフラインとしての道路(橋・トンネル)はとても重要なんだということを再認識しました。さらにボランティア活動のあり方として、"北川フラム"さんが話してくれたのですが、「"地域"と"ボランティア活動"の両方についてわかる人材が少ないので、ボランティアが無駄なく組織的に動けていない。」ということはこれからの課題です。役所の担当者はもちろん、僕たちも防災やボランティアに対する意識を高めていかなくていけません。新潟の場合は地域コミュニティが残っている場所が多く、そういう面を補うことができていましたが、東京で考えるとどうなるのか心配です。...... 以上、思ったことをながながと書いてしまいました。現地にいた時は1日に何回か震度3規模の余震があって、正直ビクビクしてた面もありましたが、実際に被災地に行くことでたくさんの良い経験ができました。新潟は例年で言うと、あと2週間ほどで初雪が降るそうです。被災者の方々が早く普段の生活に戻れるように、これからも僕にできることがあればやっていきたいと思います。

十日町市災害ボランティアセンター
越後妻有アートトリエンナーレ 震災支援事務局



<11/7 (日) > (写真は2日目から)

a0028959_5442139.jpg"こへび隊"の本部、松代"農舞台"です。
オランダ人建築家"MVRDV"の設計であるこの建物、
ヘンテコな形をしていますが被害はほぼゼロでした。
a0028959_5442880.jpg"農舞台"で朝と夕方に毎日行う"こへび隊"の会議。
ボランティア活動の打ち合わせや報告などをします。
3日間宿泊した場所もココの近く。

a0028959_5443474.jpg"十日町市災害ボランティアセンター"の朝の様子。
各地から集まったボランティアがココに集まり、
登録を済ませた後、それぞれの活動に分かれていきます。
a0028959_704888.jpgセンターの内部の様子。
この場所でボランティアの人数や仕事の把握などが行われています。
長期間ボランティアやっている方もたくさんいました。
a0028959_5444454.jpg3日間ボランティアで通った旅館は左側の道を上っていくとあります。
急な坂道は舗装されておらず、4WD車でないと上れません。
正規ルートである正面の広い道は通行止めになっていました。
a0028959_5445273.jpg1日目の午後から修復作業をしていた旅館の"薪小屋"。
この写真では少し直っていますが、地震の影響で柱がズレて傾き、
側面のトタンがはがれてしまっていました。
a0028959_545017.jpg僕らと一緒に小屋の修復活動を行ったていた、
トリエンナーレの参加アーティストである"高浜利也"さん(脚立に乗ってます)。
普段は美大の講師をやりながら、内装の仕事をしているそうです。
a0028959_545766.jpg徐々に完成へと近づいてきています。
普段は建物を図面と模型でしか考えていないので、
1/1スケールのモノづくりはいつも新鮮。

a0028959_5452390.jpg前日から約1日かけて、完成しました。
側面はトタンの代わりに補強も兼ねてコンパネ(木材)で製作。
我ながらうまくできました。
a0028959_545324.jpg完成後は薪を小屋の中に戻します。
奥の方から順番に、天井までぎっしり詰めていくんだけど、
すき間無く詰めていかないと全部入らなくて焦りました。
a0028959_545413.jpg"薪小屋"を少し離れたところから見た写真。
大きな倉庫の横にくっついているのです。
旅館では一冬にこの小屋2〜3個分の薪を使うとのこと。
a0028959_5454819.jpg原広司設計の"越後妻有交流館キナーレ"。
震災後この日まで、被災者とボランティアの向けに
温泉が無料開放されていました。
a0028959_5455676.jpg同じく"越後妻有交流館キナーレ"。
十日町は道の復旧が早く、他の地域に比べて生活が落ち着いてきているので
支援物資も余っていることも。
<11/8 (月) >

a0028959_546725.jpg3日目の移動中に撮った写真。
真ん中に写っている小屋は明らかに土台から傾いています。
普通に建っている家屋も被害は少なくないようです。
a0028959_546156.jpg同じく移動中に撮った写真。
地滑りが起きてブルーシートが被せてあります。
路面も所々、凸凹していたり、亀裂が入った後がありました。
a0028959_5463682.jpg"十日町市災害ボランティアセンター"の中には、
たくさんの掲示物、励ましの手紙などが張られています。
表の青色の数字はボランティアの人数を示しています。
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by takatokyo | 2004-11-10 05:47 | TAKATOKYO
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